色っぽい

今日は2,3カ月ぶりにH句会へ行ってきた。

先週のN句会の吟行も休んじゃったし、体調はまあまあだから、よしっと出かけた。

でも、結果から言えば5句出しで、主宰の並選1と特選1のみ。

人には分からないだろうと思ってた独りよがりの2句はやはり入らなかった。

精神が凝って固くなっていると「詩」のように柔らかいものは書けなくなるんだと思い知った。

途中でみぞおちがきゅーっとなったので、持って行ってた安定剤、お水で飲んだ。

でも、間に合わず。

 

主宰の特選をいただいた句は今日の兼題の「新酒」の句。昔は秋に採れたお米ですぐにお酒を造ったからこれは晩秋の季語。傍題には今年酒(ことしざけ)、早稲酒(わせざけ)、新走り(あらばしり)など。

ちなみに今時の日本酒は「寒造(かんづくり)」で晩冬の季語だ。

 

口紅を紙でおさへて新酒酌む

 

女性が酒器に口をつける前に、口紅が付かないように紙で紅を少し落としている様。

主宰は「ちょっと色っぽいですね」とおっしゃった。

 

らしくない句だけど、これもわたしの句なんだと自分でちょっと不思議な感じがした。