鶴を抱く

2週間程前、朝起きてもしんどくて、よくベッドへ逆戻りしていた。

その朝も、食事後、リビングで横になって録画した番組をボーっと見ていた。

たぶんNHKのドキュメンタリー番組の1つだったんだと思うが、かの夏井いつきの密着取材で、ご主人が彼女のサポートをかいがいしくなさっているのが印象的だった。

その時に彼女自身が詠んでいた、とある一句がわたしの心に住み着いた。

その句をここに書いて、いかにその句から生きる気力をいただいたかと言う話をしたかったんだ。

でも、そういうのって、著作権とか何かあって、勝手にわたしのブログに載せちゃいけない事に、今、気付いた。

 

内容だけならいいだろう。

 

今、わたしはわたしの貴重な余生をいろいろな悩み事で暗いものにしてしまっている。

彼女は余生というものは「鶴を抱く」ようなものなので、楽しみましょうよ とその句で、わたしに呼び掛けてくれているような気がした。

この十日ちょっと、比較的に穏やかでいられて、日に4錠飲んでた安定剤が、1,2錠になったのは、この句のおかげなんだ。

 

同じ24時間なら、自分の努力ではどうにもならないダークサイドに目を向けないようにして、大好きな相方と二人で暮らせているだけでも幸せなことだと感謝して生きていこう。

もし、彼が先に逝っても、目がつぶれるほど泣いて泣いてしながら、大好きな人と何十年も一緒にいられたことは幸せな事だと自分に言い聞かせよう。

それからの一人ぼっちの余生を、死ぬことなんて考えないで、前を向いて生きて行けるような人間になりたい。

 

この句のお陰で余生の過ごし方に光が差した。

 

鶴を抱いて生きて行こう。