弱虫

「鶴を抱く」を書いたのが27日の土曜日。

 

翌日の日曜日は鬱陶しいお天気で、そのせいか余り気分晴れなかった。

 

月曜日はしんどくて、ベッドからノロノロ出て、朝食を食べ、また夏井いつきの俳句を眺めた。何度も声に出して読んだ。でも、なぜかみぞおち辺りが重くて、結局、また安定剤のお世話になった。買い物にも行けず、家事をちょっとしただけで疲れてリビングで横になった。起き上がるとふらふらして、どこか身体に異常があるんじゃないか と思い始めた。

 

火曜日、いつものA内科へ行き相談した。先生は「まず、血液検査をしましょう。明日の午後には結果が届いてますから、また明日来てください」とおっしゃり、看護師さんに血を採ってもらった。

それからもしんどかったけれど、普通にスーパーへ買い物に行き、晩御飯を作り、不安になど感じていないつもりだった。

 

でも、今日、検査結果を聞きに行くまで、どんどん不安感は強くなり、お昼御飯がつっかえてるみたいな感じがして、1時に安定剤飲んだ。この薬は日に4回、最低4時間は間をあけて飲むように心療内科のK先生に言われている。

 

午後診の予約を3時45分くらいに行って入れて、一度、家に帰り、4時半に行き直し、しばらく待って、ようやく診察室へ。

先生はいつもの笑顔で「先に結果を言っておきます。何も心配はありません。立派な血液です」とおっしゃった。それから詳しく説明して下さったが、すべての数字がちゃんとOKの範囲に入っていた。

「しんどいのは身体のせいではありません。心です。後は心療内科で相談して下さい」

 

5時ごろに会計して帰った。

 

今のところは何とか安定剤なしでいられている。

でも、何か、例えば相方があまり食事を食べない とか、自分のこれから先のことを考えたりする とか、不安な要素があると、自分でも意識しないうちにみぞおちが重たくなる。

 

なんて弱虫なんだろう。

どうしたら強い人間になれるんだろう。

 

自分が自分で情けない。