難聴
何時ごろからだろう、相方の見てるテレビのボリュームが大きいなと思うようになったのは。
わたしには大きすぎて耳が痛いと思うほど。
一度、お向かいの耳鼻科へ相談に行って と何度も言ったけれど「また今度」でお終いだった。
彼が働いていた実家の鉄工所は機械の音が大きくて大声でしゃべらないと聞こえない状態だった。
そんな環境で長くいてたから、昔から難聴気味なんじゃないかと思ってた。
先日、俳句のお友達にその話をしたら「テレビで、難聴は認知症を助長するって言ってたわよ。一度、耳鼻科で相談した方がいいんじゃない」って言われた。
帰ってすぐその話をした。
彼にしては珍しく、翌日、耳鼻科へ行った。
わたしは補聴器のパンフレットでも貰ってくるんじゃないかと思ってた。
半時間ほどして帰って来た。
「どうだった?」
「音が聞こえるかどうかの検査、ヘッドフォンみたいなの掛けてした。ピーっていう高い音の聞こえが少し悪いけど、他の音域は年相応で、まだ補聴器は必要ないって言ってはった」
あー、よかった。
目は白内障手術は無事すんだけれど、眼球内の出血の後遺症が残っていて治療は続いている。治らない可能性もあるみたい。
だから、耳鼻科の結果がまあ異状なしで、ほーっとした。
相方の健康は自分の健康以上に気掛かりなもんだ。