難聴
先ほど、頂いたコメントにお返事を書いていて気付いたことがある。
難聴だ。
土曜で混んでるだろうから1時を過ぎてから相方とスーパーへ買い出しに行った。
わたしが化粧品屋さんへ商品のことをお願いしておいてから、食品などの買い物をすませ、3階のフードコートのうどん屋さんを覗いたら、結構な人数だった。
でも、比較的近くのテーブルが空いていたので、ジャケットなどを置いて場所を確保してから、列に並んでそれぞれ好きなのを買って食べた。
彼が先に食べ終えたので、わたしは「化粧品屋さんに寄って帰るから、よかったら先に帰ってて」と言った。彼は食器を戻しに行って荷物を持った。わたしが食器を下げてたら、近くのエレベーターに乗り込むのが見えた。
わたしはエスカレーターで1階の化粧品屋さんへ行った。
美容部員さんと話していると相方がひょいと顔を出した。
「あら、帰ってなかったの?」
「先に行ってろと言ったやないか」
「え?先に帰っててって言ったのよ」
「先、帰ってる」
と、立ち去った。
フードコートは賑やかで人の声が聞こえにくい。しかし、それだけではなく彼は難聴気味なのだ。
彼が実家の工場の騒音の中で何十年も働いてきたことがそもそもなのだが、年が上がるにつれて音が聞こえにくくなった。
特に人の声が聞き取りにくいみたい。
テレビもそうで、ニュースはすごく大きな音で聞いてる。
わたしが何度か「耳鼻科へ相談に行ったら」と勧めたんだけど、その度に不機嫌な顔して「必要ない」って言ってた。
この何ヶ月かの仏頂面は難聴のせいではないか。
聞き間違えとか、難聴の自覚、反発なんかで機嫌が悪いんじゃないか。
難聴なら補聴器すれば解決するのに、難聴だと認めたくないみたい。
これも男の面子なのか。