支え合う
ニュースは怖いことや嫌なことが多いから、食事中は見ないように相方に頼んでいる。
それでも彼は見ることがあるけど。
昨晩、9時前にテレビをつけると、たまたま何かのニュースの終わりかけで「11月も暑くなります」と女性アナウンサーが言った。
え、11月に暑い?
大阪は昨年10月に30℃程の日が何日かあった。
でもさすがに11月は暑くなかったよ。
ここ数日、治まっていたみぞおちのあたりの不安感がまた疼いた。
中途半端な情報の方が怖いので、ネットの天気予報を見た。
9月から11月の予報が発表されたところだったみたい。
近畿地方の3か月予報の「気温経過の確率」にこう書いてあった。
低 並 高
9月 20 30 50
10月 20 30 50
11月 30 40 30
今までの平均気温と比べての予想らしい。
どの程度の温度差なのかは分からないが、少なくとも11月は9,10月より平均気温より高い日が少なくなっている。
みぞおちの辺りが少しましになった。
で、寝室へ行って相方に言おうとしたら「温暖化の話は聞きたくない。こっちまでおかしくなる。お義母さんのことで頭がいっぱいの時は忘れてたやろ。それが落ち着いて暇になったら、また温暖化。頼むからやめてくれ」って。
そんな風に思ってたんだ。
確かに母のことで一杯いっぱいだったときは、温暖化のことは頭に浮かばなかった。
次の日は4回目のワクチンの副反応に気を取られていた。
でも、落ち着いたらやっぱり子供や孫、これからの人たちのことが心配で、肌に感じる暑さで鬱のスイッチが入ってしまう。
さっき、心療内科へ行って、K先生に母のこと、相方のこと、話した。
「しんどい時は薬で押さえたらいいから、我慢せずのみなさい。4錠までって言ってるけど、うんとしんどい時は8錠まで飲んでいいから。でも、11月になって気温が落ち着いたら一時的でも治るかもしれないな。お母さんのことに気を取られている時は忘れられたんだから」とおっしゃった。
それから、帰りに相方に頼まれていたかき氷をコンビニで買って帰ってきた。
氷を食べながら話をした。
彼自身、もうかなりの所まできてる と言う。
イライラする、優しくできない、自分も病気だと言い、わたしの安定剤を1錠飲んだ。
先生も何だったらご主人にも飲ませてあげたらとおっしゃってたので。
二人で支え合いながら生きていこう。