墓参

11時ごろからお墓参りに行ってきた。

昔から混んでいる時期ははずして参ってきたが、コロナ以降1,2回しか行けていなかった。

 

まずは車で20分ほどの相方のお父さん、お母さんの入ってらっしゃるお墓。

村のお墓なので余りスペースがなく、跡取りの長男夫婦しか入れない。

 

相方はそこから車で30分くらい掛かる山の上の大きな墓地にお墓を持っている。

彼の初めの結婚で出来た次女が1歳で亡くなり、彼がその子のために立てたお墓だ。

いつもお花とお菓子をお供えに持っていく。

 

前にも書いたが、彼は若いころはお参りすると涙を浮かべていたが、年とともに涙を見せなくなった。

今日も「また来るからね」と明るく言った。

わたしはいつも彼女に「ごめんなさい。でも、もう少し待ってて下さい。もう少し生きさせてあげて」と手を合わせ願ってきた。

 

すみません。

心の中に溜まっているものを吐き出させて下さい。

不快に思われる方は後半、パスして下さい。

 

わたしはこの2,3日、安定剤は飲んでいたがそんなに状態は悪くなかった。

彼は24日に1錠飲んだきり、大丈夫そうだった。

だから、お墓参りへ行ったのだが、わたしは時間が経つにつれて精神状態が悪くなっていくのを感じていた。でも、彼には負担を掛けたくないので一切、言わなかった。

 

彼が死んだ後、彼のいない世界でどうやって生きることが出来るのか から始まって、運転免許のないわたしがタクシーで来ようとすれば1万円を超えそうなこの墓地まで、電車やバスで大回りをして来る方法が分からない まで、何十、何百もある不安。

 

何でもない顔をして、帰りにいつも行くうどん屋さんへ行って遅いお昼を食べた。

味が分からなかった。

 

家について、すぐに薬を飲んだ。

ようやく効いてきた。

 

やっぱ、まだお墓参りは無理だったみたい。

来年の春には行けるようになりますように。

 

最後まで読んで下さったあなた。

ほんとうにありがとうございました。