正に

22日の火曜日、わたしはなんてお気楽なこと、書いてたんだろう。

 

翌23日、水曜の朝から歯は疼き、6時間おきの鎮痛剤は効かなくて、次の治療の金曜日まであと5錠では絶対、足りない。

歯科へ電話して、鎮痛剤を貰いに行った。先生が出て来て下さって「あまり痛いようなら2錠一ぺんに飲んでもいいですよ、ただし、6時間はきっちりあけてね」と10錠、出していただいた。

で夕食後、2錠一緒に飲んだ。

1時間ほどして、うそのように楽になった。

で、その日はそれ以上、薬を飲まずに寝ることができた。

24日の朝は前日ほどではないが、歯の痛さで目が覚めた。

で、朝食後、薬を1錠飲んで、なんとか夕方までもたせ、夕食後と夜中1時半に1錠ずつ飲んで、25日、今朝はまあまあの状態で11時に歯科へ行った。

 

「口を開けて下さい」と言って、先生が麻酔なしで詰め物を削り始められた。

ああ、もう麻酔なしで大丈夫なんだと思ったとたん、ガン ときた。

先生は「まだ、痛みますか。では、麻酔して」続きの処置をなさった。

「やっぱり、2年前の虫歯の時に神経をとっておくべきでしたね」

先生は勧めて下さったのを、わたしが「また、しばらくしてから」と逃げたのだ。

 

「神経が傷んでしまってるので、ちょっと日にちが掛かりますよ」「1,2か月くらいですか」「人によっては」とおっしゃって次の患者さんの方へ行かれた。

歯科衛生士さんに「鎮痛剤、後7錠しかないんですが」と言うと「もう、神経はほとんど取りましたから、そんなに痛むことはないと思います」って。

 

家まで3,4分。うちのマンションのエレベーターに乗ってる時、コメカミ当りに不穏な感じがした。

12時過ぎ、鍵あけて家に入り、マスク外して手を洗い、ダイニングの椅子に座った。

 

途端に、いやだー、ギュイーンと来た。

今回の中で一番、鋭い痛み。

コメカミから歯へ下った。

ギンギンガンガン。どくどくと脈を打つ。

歯科へ電話して「もう薬、飲んでもいいでしょうか」と訊いた。

受付の人が先生に聞きに行ってくれた。

「飲んでいいそうです。1錠だけとおっしゃってます」

 

え、こんなに痛いのに?

神経とったんじゃないの?なのにどうして?

 

何にせよ、急いで薬1錠飲んで、後は何をする気にもならない。

家計簿に歯科代、記入してから、俳句のノート広げても、気持ちは痛む歯から離れられない。

でも、歯科の帰り道に撮った開きかけている桜の蕾の写真、眺めてたら「はにかむ」って言葉が浮かんできた。

そこから、しばらく俳句に気持ちをむりやり持って行ってたら、気付けば痛みは半減してた。

 

1時過ぎ、怖々おうどん食べて、パソコン開いたころ、相方が久しぶりのNYチームの練習から帰って来た。

4月1日の白内障手術まで、行ける日は行くつもりみたい。

 

彼、珍しく食欲がなくって、お昼ご飯、おにぎり1つだけ。

ちょっと横になって、また、整骨院へ出て行った。

 

鎮痛剤飲んで3時間半。

コメカミの奥の方に嫌な感じはあるけど、今はそんなに痛くない。

このまま、痛みが治まってくれますように。

 

5月の旅行なんて、正に「夢のまた夢」になってきたよ。