今の幸せ
4,5,6月に大阪で放送された連続ドラマは結構あったから、毎曜1番組くらいは見てたはずだ。
なのに、面白かったと言えるドラマがあまりなくて、わたし的には不作のシーズンだった。
でも、一番のお気に入りは結構心に残った。
「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」だ。
ヨガ講師の娘と国語辞書編纂者の父がそれぞれ紆余曲折の末に結婚する話なんだけど、国語辞書編纂者の父の発言の中に、色んな言葉やその定義が含まれていて面白かった。
「持続可能な恋」というタイトルの意味も、最終回にやっと分かった。
ヒロインにフラれた男の子が「持続可能な恋は叶わなかった恋だけ」と微笑みを浮かべて言うんだ。
よくできたドラマだった。
特に、父役の松重豊が結婚式で言うセリフが、この何か月か、ずっしりと重かったわたしの心をふんわり包んでくれた。
「歳がいけば、先を見るのも難しく、日々、今の幸せを感じてゆければそれで充分」
そうだ。ほんとにそうだ。
毎日毎日の小さな幸せに感謝して生きていかなければ。
相方が元気でいてくれるだけでも幸せなことなんだ。
いやなこと、不安なこと、考えてもどうしようもないことは深追いせず、嬉しいこと、ありがたいことにもっと目を向けよう。
ちょっと気持ちが軽くなったよ。