ハシブト烏
今日は久しぶりに俳句の教室へ行った。
5句出しの日だった。4句並選いただいた。
昨日、俳句の種を探しに屋上へ上がった。薄曇りの大阪の街や屋上に生えている少しの植物を見ようと屋上のドアを開けた。
2匹のハシブト烏が金属のフェンスの上に3,4メートル程離れて賑やかに鳴き交わしていた。
わたしが傍を通り過ぎた時、右側の烏が飛び去った。
わたしが姫女苑の花を見てメモ帳を取りだした時、後ろから頭にどしんと衝撃を受けた。
残っていた左側の烏が両の足を揃え、それに体重をかけてわたしを襲ったのだ。
怖くなって、烏と目が合わないようにドアへゆっくり進んだ。
またもや頭にどしんときた。烏の足の体温のようなものを感じた。
ドアを開け、エレベーターで1階へ降りた。
エントランスにいた管理人さんの一人に烏の話をした。
「毎朝、屋上の掃除をする時、沢山いることもありますが、近寄ってきたら箒で追い払います。またすぐに戻って来ますけどね」
マンションはコの字型で、北棟、東棟、南棟があり、うちの部屋は南棟の最上階なので玄関から北棟の屋上がよく見える。しょっちゅう10羽くらいいて鳴き交わしている。
みんなハシブト烏で真っ黒で大きい。
うちに帰って相方に話をした。
「バットでぶっ飛ばしてやる」と言った。
「烏の顔はみんなおんなじに見えるから、容疑者の特定ができないよ」
17年前、新築で入居した時から受付をしてくれてる女性にも話したが「烏がいるのは知ってましたが、襲われた話は初めてです」とのこと。
もう絶対、屋上には行かない。
相方は烏の話が出ると「俺、本気やから。烏、腹立つ」と怒っている。
わたし、なんか変なもの、付いてるのかしら?