御披露

今朝も耳鼻科へ行って治療していただいた。

先生は「割と早く治りそうや。次は金曜か土曜に来ればいい」っておっしゃった。

よかった。

相方は彼が監督してるN.Y.チームの練習から1時半ごろ、帰ってきて、今から整骨院へ行く。2週間くらい前に左ひざにデッドボールを受け、これがけっこう長引いている。

 

今日の午後、うちのリビングは暖房なしで22℃、ある。

で、今日なら小さな1人吟行できるだろうと、ジャケット着て、小さな俳句手帳とシャーペンと歳時記持って下へ降りた。

これが寒いのなんのって。シャーペン持つ手が悴んだ。

早めにくるりと一周して部屋へ帰った。

なんとか5、6句分くらいの俳句の種、仕入れた。

 

先日の俳句脳じゃないけれど、日によって、時間によって、波がある。

2日前は部屋にいても、つるつると俳句が続けて出てきた。

今日は寒い中、がんばっても種だけで、これから俳句に仕上がるかどうか。

 

2月は教室がお休みだったので、2つの句会への投句と先生のなさっている投句のS会だけだった。

1月の句会の成績がよかったのに、2月はよろしくなかった。

S会だけはよかったけど。

 

成績は目安だ。客観的な判断だ。

自分がよいと思う句と、句会に出して成績のよい句とは、中々、一致しない。

往々にしてわたしがミスをしている場合がある。

また、ミスはなくても魅力のない句の場合もある。

それが分るためには選漏れの句を見直さなければならない。

 

しかし、久しぶりにみなさんに御披露するのは、やはり選に入った句がいいだろう。

 

1月、2月の入選句より。

 

北新地クイーンの詣で初戎

(きたしんち くいーんのもうで はつえびす)

厄払馬鹿馬鹿しいと言ひつつも

(やくばらい ばかばかしいと いいつつも)

踏めといふ主のまなざしの踏絵かな

(ふめという しゅのまなざしの ふみえかな)

春の風そこにも吹いてゐるのかな

(はるのかぜ そこにもふいて いるのかな)

エリ(魚偏に入という漢字)挿すや共白髪なる夫婦舟

(えりさすや ともしらがなる めおとぶね)

 

3句目、踏み絵が春の季語。踏み絵を踏まされる人に絵の中のイエスが踏んでもよいと眼差しで許している様子を詠んだ。

5句目のエリの漢字はわたしのPCでは出てこなかった。投句した時も、お世話係のNさんに漢字に直してもらった。「エリ挿す」と言うのが春の季語で、エリは河川や湖などで用いられる定置漁具の1種。これを船から下して設置することを「エリ挿す」と言う。

長年、夫婦でこの漁をしている方々が琵琶湖にいらっしゃると聞いて。

 

みなさんのお気に召す句があれば嬉しいんですが。