日本語
久しぶりにお題について書こう。
「なんちゃって英文科卒」のわたしは中途半端な英語力の持ち主だった。
読み書きはまあいけるけど、話をするのは苦手。
だって「英語科」じゃなくて「英文科」だもん と屁理屈を言う。
仕事にも英語力はあまり必要じゃなかった。
結婚してから、ひょんなことで近くの英会話教室へ行き始めた。
そこの先生方は校長先生を筆頭にイギリス、というよりスコットランドの方が多く、聞き取りにくくて難しかった。でも、とっても素敵な方々で結局は家族ぐるみの付き合いになった。10年ばかりして家族でスコットランドへ帰ってしまわれた。
それからアメリカ人のBruceにグループで習いだし、しばらくして、とある学校の英語のサークルへ入り、指導をなさってたJoeともお知り合いになった。
二人とも人柄もすばらしくて、これまた相方とも仲良しになり、個人的なお友達となった。両方とも英語はいろいろ事情があって止めたが、お付き合いは続いている。
結局、長い間、英語を習ったが、自由に使えるというレベルには程遠い。
英語はわたしにとってツールだから、通じりゃいいんだ。
ジェスチャーや日本語交えても、相手と意思の疎通ができればいい。
本も映画も歌詞も優れた翻訳家が訳してくれた日本語で楽しむ。
細かなニュアンスや日本語に訳せない感覚は仕方がない。
英語を自由に使えるより、日本人として日本語のすばらしさをもっと知り、多様に使えるようになることの方がわたしには重要だ。
季語なんて奥行きのある日本語ばかり。
どこの国の言語もどんどん変化していく。
わたしは今の言葉、特に若者の言葉が分からないことは、あまり気にならない。
それよりも古典をもっと学んでおくべきだったなあ と後悔している。
今からでも間に合うかしら。