音楽
50年ほど前、大学の1回生の時の一般教養で音楽を取った。
日本語ペラペラの日本人じゃない神父が講師で、可もなく不可もない話をしていた。
試験は「音楽とは何か」ってでっかいテーマで、一応、彼の話はそこそこ聞いていたので、労働や宗教儀式などで使われ始めたことから書き出し、現代社会では癒しとして必要なのでは なんて感じでまとめて、Aプラス貰った。
今、わたしたちの世界に音楽がなかったらどうだろう。
クラシック、ポピュラー、歌謡曲、ジャズ、ありとあらゆる音楽がなければ、今以上、ぎすぎすと諍いの絶えない世の中になっていただろう。
この2、3日、ブログを書く際、ザ・ヒリヤード・アンサンブルというイギリスの男声アンサンブルの「ジョスカン・デ・プレ作品集」をかけている。
収録曲は「アヴェ・マリア」から始まり、ほとんどが宗教曲だ。
楽器は何も入らない、ア カペラだ。
ひたすら静かな人の声というのは、耳を傾けなくとも、自然に心に染み込んでくる。
ロックもジャズも好きだ。
でも、今のちょっと疲れた、歳に負けてしまいそうなわたしには、パワフルすぎる。
秋になって、夏の疲れがとれたころに聞こう。
音楽はわたしの人生に必須だ。