明日

12日の土曜日から後、たった4日しか経たないのに、いろんなことが起こったよ。

 

13日の日曜はついに3回目のワクチン接種の日だった。

10時からだったけれど少し早めに行きたくて9時半に家を出た。

バスで行くつもりだったけど、相方が車を出してくれ9時45分には着いた。

いつもの病院の外に順番待ち用のロープの通路があった。

でも、わたし以外おばあさんが1人だけで、看護師さんに予約票と大阪市の接種券などを渡して「どうぞ」と言われて入ったら、沢山のブースにそれぞれお医者様がいて、またすぐ他の看護師さんが付いてくれて「はい、そこに座って下さい」とお医者様の前に座ったら「体調は大丈夫ですか」「はい」と言うとすぐに看護師さんが「袖を上の方まで捲って下さい」と言われ、お医者様が何か話しかけている間に、看護師さんが「チクっとしますよ」と言うと同時に注射した。この間、1分程。

すごっ!早っ!

で、別の看護師さんが待合室のような、椅子に沢山の人が座っている所へ連れて行ってくれて「ここに10時2分まで座っていて下さい」と「10:02」と書かれた小さな紙を渡してくれた。

 

前回の自衛隊とはサイズが違うが、手際の良さは優るとも劣らずだった。

 

14日の月曜日は、相方の眼球内の出血への注射と、白内障の手術の説明を、家族も一緒に受けるよう言われ、二人でT眼科へ行った。

こちらも看護師さんが手慣れた様子で説明して下さり「心配なさらなくても大丈夫ですよ。先生は慣れてらっしゃるから。週に20人は手術してます」って。

すごーく安心できた。

 

15日の火曜日は何も用事のない日だったのだが、わたしの右上の奥歯の歯茎がまた腫れ出した。前にもらってた感染予防のうがい薬で何度かうがいしているうちに痛みはましになった。

 

で、本日16日、朝、まだ痛みが完全にはなくならないので、歯科に電話し、夕方に予約を入れた。

そして、先週金曜の脳のMRIの結果を聞きに、日曜にワクチン接種したいつもの病院へ相方に送ってもらった。

まあ、予想通り、特別なことはなく、年相応だと言われ、一安心。

帰りに例のスーパーや映画館も入っている商業施設へ行って、買い物をした。

しばらく、彼は車の運転など出来なくなるから、無印の2人とも大好きなバームクーヘンとかカレーやナンを作るための粉など買いだめしておいた。

6時に歯科へ行き、いつものポニーテールの金太郎さんの先生に診てもらった。

中耳炎のため、耳鼻科で2週間くらい抗生物質を使っていたことを知ってらしたので、「もう、痛みのピークは過ぎてるから、抗生物質はやめにして、うがい薬を薄めず直接歯ブラシに付けて、朝晩、そっとマッサージしてください」とおっしゃった。

 

帰ってきて、ご飯して、片付けをした。

相方は明日、眼球に注射をする手術を受けるので、お風呂に入り、頭も洗って、寝室へ行った。

 

わたしはようやく、ブログが書けた。

 

大変なことの多かったこの数日に、昨日、ご褒美がひとつ。

 

3月も投句となったN句会の結果が届いた。

わたしの名前が一番始めに載っていた。

5句出して、主宰は並選1句、特選3句、先生は並選2句だった。

ここんところ、句会の成績はあまりよくなかったので、とっても励みになった。

 

調子に乗って、ご披露させていただきます。

 

お松明抱へる僧の面魂

おたいまつ かかえるそうの つらだましい

バンクシーの赤き風船春愁ふ

ばんくしーのあかきふうせん はるうれう

物種蒔く赤きシャベルのお手伝い

ものだねまく あかきしゃべるのおてつだい

辛夷咲く麒麟の瞳の高さに

こぶしさく きりんのひとみのたかさに

 

一句目は兼題のお水取りで詠んだ句。

二句目はちょっと説明が必要。バンクシーはイギリスの画家、というか落書き家というべきか。この絵は「風船と少女」というタイトルで最初に描かれたのはロンドンのウォータールー橋らしい。添えられた言葉が"There is always hope"‥‥「希望は常にある」。ウクライナに向けて。季語は「春愁ふ」

三句目の季語は「物種蒔く」。「物種」は野菜や草花の種の総称でそれらをまくことを指す。お家の花壇かプランターで親子で種まきをする様子。

四句目の季語は「辛夷」でご近所のお宅の辛夷が2階くらいの高さに咲いている様子を詠んだ。中七下五を四四四と句跨りにした。

うちの結社では好まれないのだが、わたしはこのリズムも好きなのだ。

ありがたいことに主宰がよしとして下さった。

 

ああ、もう10時半だ。

 

明日、相方が眼科へ行く前にわたしは家を出て教室へ向かう。

今から授業の後にする3句出しの句会用の句を短冊に清書する。

 

どうか明日の手術、何ごともなく終わりますように。