顔ってどんどん変わる。

赤ちゃんが子供に、子供が若人に。

このあたりでまで遺伝子による影響が分かりやすい。

これから先、その人らしさが前面に押し出されてくる。

 

いい顔にはいろんな種類があるけど、いつも思い浮かぶのは小澤征爾

失礼ながら、若いころの彼はハンサムとは言い難く、どちらかと言えば不細工に傾いてた。

それが、見よ!

世界の小澤の顔。

なんといい顔をしていることか。

指揮はタクトだけでするものではない。体全体を使う。もちろん、顔も。

何時だったか彼のドキュメンタリーをテレビで見たが、自宅にいてくつろいでいる時もいい顔してるんだなあ。

いい人生を送ってきたことが現れている。

それと考え方も。

 

人間性はどんなに隠してもその人の顔に現れるものだ。

 

女優さんは綺麗な方が多い。

さぞかし、ちやほやとされてるのだろうと、わたしのような女は妬ましく思ってしまう。

わたしは彼女たちを2通りに分類する。

吉永小百合派と岩下志麻派。

吉永派は濃いお化粧はなさらなくって、お友達になれそうな感じの女優さん。

岩下派はしっかりメイクで、女優オーラがあふれてる感じ。

 

有名人じゃなくても、そこそこの歳になれば、その人の顔というのが出来てくる。

やはり、女性はお化粧をするので、少しは、ほんの少しはだけど、皺やシミが男性よりましかな。

男性は、特にうちの相方のように工場で火を使ってする仕事を長くしてきた男性は、肌の状態が悪いので、皺やシミがすごい。

だから、よくする表情に皺が深くなる。

相方はあまりニコニコする人じゃなかったし、今はもっと仏頂面だから、普通にしてると鬼瓦みたいだ。

でも、時々見せる笑顔に味があるんだ。

 

わたしは客観的に見たらどんな顔をしているんだろう。

顔がでかいし表情も大きいので、皺も深いし、シミも多い。

でも、相方ほどでなくても、わたしらしい味のする顔ならいいんだけどな。