買い物難民

久しぶりに実家へ行ってきた。

でも、実家には入らず、3軒隣の母の実家に1人で住んでいる母の11才下の叔母の所へ行って用事を済ませた。母と叔母は母の主治医に来週、1回目のワクチン接種をしてもらうらしい。何ごともなければ12月ごろには2人に抗体ができてるはずだ。

それから実家へ入って、母の顔を見よう。

 

その後、車で5分ほどの商業施設でいろいろ買い物をした。

わたしの秋口の俳句教室行きのチュニックやバスタオル、シリコンの菜箸、今夜の夕食にお寿司、灘の酒、あとはおつまみにチーズやいぶりガッコ、冷凍用の鮭や海老、ちょっと上等の粉山椒、七味唐辛子など。

今、わたしの住んでいる所より、お高いけれどおしゃれでいいものを売っている。お籠りでお金は残ってきてるから、買い物ってたーのしい って思える。

 

でも、車で来てるから、買い物できるんだ。

 

今日、つくづくわたしの実家は買い物をするには不便なところだと実感した。

 

わたしが子供の頃は少し南に市場があって、日々の買い物をするには困らなかった。

それがわたしが高校生の頃なくなり、そのころから、母は生協を始めたように思う。

スーパーマーケットは今日わたしが行った駅の周辺まで行かないとなかった。

大阪に働きに行ってたころのわたしでも、駅まで速足で15分かかった。

母は40代の元気盛りだったから買い物かごを下げて、歩いて週何度かスーパーへ行くことが出来たんだ。

 

震災後、長い年月をかけ復興され、今、駅周辺はしゃれた店もスーパーもあるけど、わたしの実家のまわりにはコンビニもない。

生協やヘルパーさんのお陰で暮らしている。

母も叔母も自転車に乗れなかったし、今は歩くこともままならない。

 

阪神間の、電車に乗れば大阪も神戸もあっという間の便利な町で、買い物難民だ。