三つ子の魂

今週のお題「肉」

わたしの実家は肉を食べない家だった。

というより魚好きだったのだ。

煮魚、焼き魚、たまに海老や鱚の天ぷらや刺身が夕食のメインだった。

時々、豚の生姜焼きやカシワ、鶏肉のことだよ、が出た。

牛肉は年に何度か、すき焼きをしたくらい。

 

対して、相方の実家は当時にしては肉をよく食べる家だった。

彼んちの工場の住み込みの若い職人さんたちや相方や彼の兄妹は、さぞかし食べたことだろう。

 

おまけに相方は調理師免許を取り、コックをしていたこともあるので、結婚した当時はステーキを焼きたがった。彼のテーマは安い肉をどう焼けば美味く食べられるか だった。

でも、結婚して1度だけ、つまり40年近く前だ、スーパーイカリで100g5千円以上するステーキ肉を買って、わたしに食べさせてくれた。肉の美味さを知ってほしかったらしい。その肉は確かに美味かった。

しかし残念ながら、牛肉は彼の作った赤身のたたきが一番好きで、ステーキは今もあまり好きじゃない。豚の生姜焼きとか鶏の唐揚げの方がいいな。

 

というより、やっぱり魚っけがいいな。洋風のレシピだけど。

 

三つ子の魂百まで である。