いい加減

この数週間、みなさんと御同様、ずっと家で食事を作って食べている。

娘たちが嫁いでから、週に最低1回は2人で外食してきた。と言っても居酒屋で飲んで食べる程度だけど。

うちのご飯は、相方が一応、コックをしていたことがあるので、彼が洋食系を作る。ハンバーグもプレーンオムレツも、もちろんステーキも。

カレーやシチュー、グラタン、パスタはわたしだ。この違いはなんだろう。たぶん、彼がコック時代によく作ったものは手慣れているのだ。

ああ、それから鶏の唐揚げは100%、相方だ。調理師学校時代、百貨店の屋上ビアガーデンのバイトで毎日毎日、鶏を揚げていたらしい。これは絶対、かなわない。

でも、和食は作ろうとしない。ん、魚の塩焼きはするかな。あとはもちろん、わたしがする。普通のお惣菜だ。百貨店のお惣菜コーナーに並んでいるような御立派なやつじゃなくて、母が作っていたやつ。おひたし、胡麻和え、お酢の物、厚揚げの焼いたの、魚の炊いたの。なんてことない普段着のおかず。

このごろ、気が付いた。「いい加減」って言うと、ちゃらんぽらんで無責任なことが思い浮かぶけど、まずは、よい程あいってことだ。わたしは大さじ1杯とか小さじ半分とか計らない。適当に入れる。味見して、ま、こんなもんでしょ で終わり。

このいい加減さが、ちゃんとわたしのいい加減になっている。

他の主婦(主夫)には他のいい加減さがきっとある。

 

「いい加減」万歳!である。

 

p.s. 昨日の答えです。

「なんで調味料なんだか、わかんないけど」まで書いた所で、相方が「おい、早くしろ」と言ったので、それからバタバタ支度して、買い出しにいきました。

いい加減なクイズでごめんなさい。

百合の蕾が昨日より大きくなりました。きっと咲きます。

楽しみ!!