「荒」くて「粗」い

学生時代から、あまり付き合いのない人には気を遣うのに、仲の良い友達には甘えかかって好きなことを言って傷つけるという悪癖があった。

未だにそういうところが残っている。

 

わたしは荒くて粗いのだ。

 

「荒い」の人に関する意味は「心、言動などが乱暴である。あらあらしい。あらっぽい」とある。

一方、「粗い」の方は「心くばりや造作などがおおざっぱである。綿密丁寧でなく粗雑である」だ。

このどちらにも当てはまる。

 

人を傷つけると、翻って自分自身も傷つく。

わたしは自業自得だ。

しかし傷つけてしまった人に対して出来ることは「謝る」しかない。

誠心誠意、ごめんなさいと言い続ける。

 

未だに付き合い続けてくれている友達は鷹揚で、わたしの性格を吞み込んだ上で付き合い続けてくれている。ありがたいことだ。

 

一番の被害者は相方である。

彼にはびろーんと甘えかかって生きてきた。

喧嘩だって沢山した。

お互いに相手の癖は分かっている。

突かれて痛いところも分かっている。

虫の居所に寄っちゃあ、その痛い所を敢えて突く時もある。

なのに未だに一緒にいる。

 

だって好きだから。

 

喧嘩を一度もしたことがないご夫婦もいらっしゃる。

すごいな。よくできたお2人なんだろう。

 

こんなわたしだから、ブログでも「いらんこと」書いて、不快に思ってらっしゃる方も1人や2人じゃないだろう。

悪意はなかったつもりだ。でも、人を傷つけるブログは書かないと決めたはずだ。

もう一度、褌を締め直し、細心の注意をする覚悟でいこう。

「荒」くて「粗」い性格は治らないかもしれないが、「思いやり」とか「想像力」を増やしていこう。