感謝

実は今朝、病院へ行った。

順調に治ってきていたのに、また痛みがぶり返し、違うお薬が出た。

体調が悪いと、気持ちまで暗くなる。

今日も息子くらいのお医者様に「Yさん(わたし)は心が弱いので」と言われた。

げっ!お医者様でしょ。励ましてよ!

ま、その通りなんだけど。

 

気分転換。

 

昨日、先生が黒田杏子(ももこって読む)の第1句集「木の椅子」を下さった。

 

2月第3週目の授業の後、この本を買いに行く話を先生にした。

ところが大きな本屋にもなかった。

そう先生にメールで書いたら「アマゾンで買ったら。新しいのもあるよ」と言われた。

「わたしはネットにカード番号や口座番号を載せるのが怖くて買えません」と書いた。

「いまどき、珍しい」と80歳を過ぎた先生に言われた。

「僕が買っておいてあげるよ」

 

で、昨日、お金を持って教室へ行った。

「はい、まりさん、これ」と小さな段ボール包みを渡された。

「ありがとうございました」と封筒に入れたお金を渡そうとすると「いらんよ。あげるわ」「いや、そういう訳には」「いくらか忘れた。もう、いいから」とおっしゃった。

みんなの目の前でだよ。一応、引いた。

 

それから、どうしようか、かなり迷った。

相方に相談した。

彼は「甘えとき」と言った。

わたしはそれから先生にメールで丁寧にお礼状を書いた。

先生からお返事がすぐきた。

「杏子の本、楽しんでください」

 

ね、いい先生でしょ。

初めての俳句の先生がこの方だったから、わたしは俳句を続けたんだと思う。

優しいんだ。

わたしだけにじゃないよ。

おばちゃま方にも、おじいちゃまにも。

 

病気なんかに負けてられない。 

 

わたしは恵まれているんだ。

 

感謝!