「さはやか」と「今朝の秋」

さっき帰って来て、買ってきたお弁当やおかずで缶ビール2本、飲んだ。

サイコー!!

この爽快感はやっぱビールに限るよ。

 

今日は俳句の教室の日だった。

3句出しで並選1、特選1、互選2だった。

まあまあ、よかった。

先輩方に〇を貰おうと、わたしらしくない大人しめの句を書いたりしたこともある。

でも、結局、付け刃で〇などもらえる訳もなく、わたし自身も胸の中にぐつぐつするものがあった。

で、このひと月ばかり、先生のアドバイスを頂いて、みなさんの〇をもらうことより、自分の納得できる句を詠むように心掛けた。

相変わらず先輩方にはそっぽを向かれているが、先生が時々、選に入れてくださる。

それでいい。わたしは先輩方が教わった先生とは違う先生に習っているのだから、俳句に対する考え方に違いがあって当然だ。

わたしの先生は80才になられているが、考え方が柔軟で若々しい。

先日のわたしの季節の違う季重なりの句もよしとしてくださった。

 

今日の句会でも季重なりの句があった。

わたしはその句が季重なりなので、選に入れなかった。まだまだ、未熟者で難しいことは避けた方が無難と考えちゃったのだ。実はその句は、わたしがいつもお世話になってるHさんの句だった。

もちろん、彼女は敢えて季重なりの句として詠まれたのだ。

この句は先生の選に入った。そして、先生は季重なりに関する素晴らしいアドバイスをしてくださった。

「1句の中に同じ季節の季語が2つ入っている場合、主と従を考えます。はっきり分かる場合はいいんだけれど、季語として同じくらいの強さを持っている場合は、その季語の命の短い方を主の季語とします」

今日のHさんの二つの季語は「さはやか」と「今朝の秋」だった。

「さはやか」は秋になって気持ちよくすがすがしいさまを言い、「今朝の秋」は立秋の日のこと。

「今朝の秋」は1日だけ、「さはやか」は秋のシーズンに幅広く使える。

だから、この句の場合、主の季語は「今朝の秋」で「さはやか」は従の季語になるんだって。

またまた、ひとつ賢くなったよ。

 

俳句って奥が深い。面白い。

でも、すごく勉強しないといけない。

嫌いじゃ絶対できないなあ。