わたしらしく

本日は午前中から久しぶりの句会があり出かけていた。

5句出しで、先生の並選2、特選2、互選2をいただいた。

すごく嬉しかったけれど、どんどん複雑な思いは深くなっていく。

帰りの地下鉄で、これまたお久しぶりの大先輩とおしゃべりして、ますます複雑になっちゃった。

 

要するにわたしの句は、うちの結社には馴染まないのだ。

先輩方はわたしを可愛がってくださる。でも、選をいただけることはほとんどない。

先生だけは良しとして下さってるみたいだ。何といっても先生は懐が深くて、カラーの違うわたしの句を「この季語でこういう表現を始めて見た」と誉めて下さったりする。

 

地下鉄で先輩に「まりさんの句は難しくてわからない」と言われた。彼女は何十年もこの結社で研鑽をつんで来られた実力者だ。難しいんじゃなくて、方向性が違うから戸惑っていらっしゃるんだろう。こんなのも俳句なんだろうかと。

彼女はわたしを拒否なさっているのではない。いつもいろいろ、アドバイスして下さってるのだ。

だから、今の先生にしっかり付いて行きなさい とおっしゃった。

 

この状態で突き進んでいくしかないな。

わたしは誰かのまねをしたり、自分ではつまらないと思うものを句会に出したりしたくない。たとえ、先輩方の選に洩れても、先生さえそれでよいとおっしゃって下さるなら、今まで通り、自分らしい句を詠んでいきたい。

 

わたしはわたしらしく生きてきた。

俳句も、わたしらしく詠み続けていこう。