夢に出てきたでしょ

わたしは会社勤めをしている。

社屋は2階建ての木造で、窓も木枠に普通のガラスが入っている。

青っぽい上っ張りが制服らしく、女性はみな同じ上っ張りを着ている。

窓のそばでわたしは先輩らしき女性に注意を受けている。

社員はみんな、女性も男性も、座っている人も立っている人も、チラチラこちらを見ている。

それでその女性と多分、上司と思われる男性がわたしを外に連れ出し、また何か言った。でも、そんなに強い口調ではない。

でも、わたしはうつむいて神妙な面持ちだ。

 

特別なことの起こらないすぐ忘れてしまいそうな夢なのに、今だにその不思議さに驚いている。

登場人物は顔はあるんだけど覚えていない。

まあ、これは夢でではあり得る話だ。

名前が分らない。

これも夢ならね。

ただ、分かっていることが1つ。

登場する女性も上司も他の社員もすべて、中身はわたしのブログの仲間なんだ。

顔も知らないのに、中身はあの人だと夢の中のわたしは分かっていた。

 

知っているのはハンドルネームだけ。

でも、何度も何度もブログやコメントを読んでいるうちに、住んでる場所や家族、好きなもの、嫌いなもの、大まかな経歴なんかが分かって来てる。

1年以上とか何ヶ月とかのお付き合いしていただいてる方々のハンドルネームの後ろに、わたしにとってのその人の人物像がもうすでに出来上がっているってことだろう。

お付き合いの浅い方々でも印象的な方はもうかなりの形にまでなっている。

現実のあなたとは違っているかもしれない。

みんな、そんなに自分を悪くは書かないからね、わたしも含めて。

 

その人物像がわたしの夢に現れたんだもの、顔も名前も分からなくって当然。

わたしが思っている通りの言動をして当たり前。

ある意味、わたしが勝手に作った「人」なんだから。

 

それでも不思議だなあ。

あんなに沢山の会ったことのない人たちが出てくる夢は初めてだ。