精神安定剤
体調が悪いと精神的にも不安定になる。
命に関わるような病気じゃない。
でも、何だか呼吸しにくいみたい、肺の具合が悪いんじゃないか とか、これはもしかして乳がんでは とか、わたしのマイナス思考はありもしない病気を作り上げる。
いや、ありもしないとは言い切れない、今度、病院へ行ったら、乳がん検診してもらえるかな。
なんてことを考えて寝るもんだから、朝、見る夢も暗くて怖い。
その夢を引きずって起きるので、午前中のわたしは鬱陶しい。
おまけに相方が整骨院へ行って家にいないと、1人で気持ちをアップすることが出来ない。
心療内科から出ている安定剤、不安な気持ちの時に飲むお薬。
飲もうか、どうしようか。 迷ってしまう。
相方が帰ってきた。
片付けをすませて寝室でひっくりかえっている相方のそばへ行く。
ここんとこ、彼も鬱陶しい顔をしてた。ソフトボールでなんかあったのかな。
こわごわ訊く。
「わたしのこと、好き?」
優しい目をして「好きや」と言ってくれた。
精神安定剤は飲まないことにする。