年の取り方
昨晩、わたしは丁度、その日にいただいたコメントがあるか、チェックをしようとしていた。
パソコン開けて、Yahoo!のホームページが開くはずなのに、開かない。
「開きません」と表示が出て「モデムのコードを抜いて、云々」とある。
寝室でテレビを見てる相方の所へ大急ぎで行って「携帯でモデムって検索して」と言うと「なんやねん。何を慌ててるんや」「パソコンが動かなくなった」「ちょっと落ち着け」と言って、彼の携帯のYahoo!を開けようとしたが、やはり動かない。
わたしの頭ん中は、このまま動かなくなったらブログが打てない、お返事もコメントも書けない、どーしよう、わあああって感じだった。
千葉の長女がパソコン関係の仕事をしてたので、彼女に電話して「モデムって何?」と聞くと「お母さんとこの電話の下の開きにNTTなんかの箱型のが幾つか入ってるでしょ。その中でスイッチのあるの、ない?」「3つともスイッチ、ない」「じゃあ、3つともコードを抜いて、しばらくしてからまた差し込んで」と言う。
言われた通りにして、しばらくして、まずパソコンを開けて、Yahoo!のページを開けたら、元に戻ってた!!!
携帯も大丈夫だった。
で、すぐ娘に電話して「直った。ありがとう。助かった」と礼を言った。
その後、中3の息子、つまりわたしからすれば孫、が、滑り止めが受かってから、全然、勉強しない、まだ、これから本命の試験があるのに という愚痴が始まった。
いい機会だと思い、彼女にこう言った。
「わたしね、あなたたち(つまり2人の娘のこと)のお尻、叩いて勉強しろと言い続けたの、後悔してる。ごめんね。親の考えを押し付けてばかりで。今、考えたら、もっとあなたたちの気持ちになるべきだったなと思う。どのやり方したって、結局、その子の人生はその子にしか生きられないんだから。R(孫のこと)は賢い子だから、好きなようにさせてやったら。怠けて失敗したと思えば、自分で考えるでしょ。あまり、頭ごなしに怒らないようにして」
「そうね、怒り過ぎたかも知れない。ちょっと様子、見る」
どうせ彼女は言ったお尻からRに「また寝てる。勉強しろ」って怒鳴ってるに違いない。
わたしだって現役の母親してた時は「子供はこうあるべき」という考えにガチガチに捕らわれてた。いや、ちょっと違う。「母親はこうあるべき」の方だ。
血の繋がっていない娘だったから尚さらちゃんと育てなければ と言う意識が強かったのだ。
どっちにしろ、未熟だったんだ。経験値が少なすぎた。
年を取って、ゆっくり周りを見渡せば、今はけっこう気楽に生きてる。
わたしって、いい年の取り方、したかも。