「京都人の密かな愉しみ」
昨日、楽しみにしていたテレビ「京都人の密かな愉しみ Blue・修行中 燃える秋」、見た。
大好きなのだ、あの番組。
なにしろ映像が美しい。
風景、食べ物。みーんな実物よりも良く映ってるんじゃないかしら。
わたしの英語の先生のJoeは何十年も京都在住だが、京都はさほど好きではない。
わたしが「Joe は京都に住んでていいですね」と言うと「何がそんなにいいですか?」と問われる。「だってきれいなお寺やお庭がたくさんあって、おしゃれだし、美味しいものも多いし」「ごちゃごちゃしていて、きれいなところもピンポイントだし、そんなに住みよい街でもない」とけんもほろろ。
まあ、底冷えに蒸し暑さの盆地セットがもれなく付いてくるからね。
でも、映像からはそんな都合の悪いことは伝わって来ない。
搾ったらじゅわーっと果汁が滴りそうな映像。
おまけに主人公役でナレーションもしている林遣都の京都言葉がいい。
ハイカラな顔してるけど滋賀の人で、京都のお隣だから言葉も近いんだろう。
大阪の言葉は「大阪弁」で、京都の言葉は「京言葉」っていう。
なぜ大阪弁は品の悪い感じで、京言葉は上品な感じがするんだろう。
単にわたしが未だに大阪を好きになれないだけなのかも。
えー、もとい。それからドラマの合間に観光の情報も入ってるし、大原千鶴さんの京都のおばんざいのレシピも教えてもらえる。
大阪から京都まで、JR新快速でなら27分で行ける。
今なら空いているだろう。行きたい。でも、行けない。
それもあってこの番組は欠かせない。
2015年、常盤貴子が和菓子の老舗の若女将役で「京都人の密かな愉しみ」は始まった。ストーリーは彼女が跡を継ぐか結婚をするかが軸だったけど、それより今と同じようにドキュメンタリーが挟まれるのが新鮮で面白かった。2017年から「Blue 修行中」になった。
相変わらず不定期で、次いつあるのか分からないのが、玉に瑕。
サブタイトルが「送る夏」「祝う春」「祇園さんの来はる夏」「燃える秋」ときた。
冬が抜けてる。
結構、この番組の映像から俳句、思い付いたりするんだ。
全部、録画して残してある。
もう、俳句の世界では冬は終わるので、次の冬までに新しい「Blue 修行中」の冬バージョン、お願いします。