status quo
今、この瞬間のわたしには現実的な悩みは何もない。
こういうことはあまりない。
自分自身と相方の体調、精神状態、子供たちの家庭、母の健康に大きな問題がない。
このまま"status quo"(現状)維持し続けてほしいものだが、次の瞬間にも電話1本で脆くも崩れ去る。
先のことは誰にも分からない。
一番怖いのは地震だが、せめてもうすぐ91になる母が亡くなってからにしてほしい。
たぶん高速も一般道も自動車では走れなくなるだろうし、母の近くに1人で住んでいる叔母ももうすぐ80になる。せめて彼女に電話が通じればいいが、それも分からない。
前の阪神淡路の時は、大阪はまだ被害が少なかったので、発生2日目にこちらで買い込んだ食料を相方がスクーターを借りて実家へ運んでくれた。
次の地震は大阪も大きな被害が出るだろう。実家の様子が分らないだけではなく、こちらも動けなくなっているかもしれない。
だから、誠に勝手だが母が亡くなってからと念じている。
後は家族の健康だ。
特に心配なのは相方だ。何しろ歩く成人病みたいな人なんだから。
娘たちの家族はまだ若いから優先順位は低い。
それからわたしの精神状態。
わたしは見かけによらずナイーブな人間で、人の言葉ですぐ傷つく。
要するにあかんたれなんだ。
今日は明るくて温かな春のような1日だ。
心も穏やかで肩の力も抜けている。
せめて今日1日だけでもこの状態が続きますように。