冷房

とうとう なのか、ようやく なのか、8月となった。

今までは雨が多くて、雲で日光が遮られたり、気化熱が鉄筋コンクリート造りのマンションを冷ましてくれたりしたお陰で、大阪は昨年より少し暑さがましだった。

しかし、これからは平年並み、もしくは平年以上の暑さがやってくる。

 

わたしは亡くなったMさんに30年前から、温暖化の恐ろしさを聞かされていた。冷房を使うと熱を排出するので、冷房は出来るだけ使ってはいけない、打ち水や扇風機などを利用して暮らすように って言われてた。当時は3階建ての家に住んでたし、大阪の最高気温は33度くらいだったんじゃないかな。3階建ての2階なら、窓を開けはなして風を通せば何とか昼は我慢できた。3階は無理だったけど。瓦は熱くて目玉焼き、できそうだったから。夜も冷房無しでは暑くて眠れなかった。

 

それなのに、今マンションの最上階に住んでる。相方が「屋上にはスポンジ状のものを使って、水分を保って植物を植えるので、最上階でも暑くありません」との口車に乗ってしまったのだ。ひと夏中、鉄筋コンクリートのでっかい塊は30数度の熱を保ち続ける。冷房なしでは暮らせない。

 

わかっている。熱中症になっては元も子もない。

冷房を使い、体調を管理し、コロナに感染しないように注意しなければ。

でも、未だに冷房を使うことに罪悪感があるのだ。

 

ここんところ、和歌山で震度4くらいの地震が何度か起こっている。

悪い事は重なるものなのだ。

地震来るなら、せめて涼しくなってからにしてほしい。

 

なーんてマイナス思考が凶を呼ぶのだ。

ケ セラ セラ でいきましょう。