選に入る
前の投句による句会に出した例のフィンランディアの句。
フインランデイアのクレツシエンドや初日射す
わたしの先生の特選をいただいた。
ものすごく嬉しくて先生にお礼のメールを送った。
でも先生はまだ、わたしが丸の数にこだわってるんだと思われたみたい。
「よかったね。でも、入る入らないは相手の勝手」と突き放したお返事がきた。
投句したわたしの句は先生や他の先輩方に読んでいただき、わたしもわたし以外の方々の句をじっくり読ませていただく。よい表現に目を瞠り、たまに助詞の使い方に違和感を覚えたり、知らない字を辞書で調べたりしながら、何十句、百何十句を読む。
教室でなら直接、先生と顔を合わせられるので、自分の詠んだ句のどこが間違っていたか、どう直せばもっと良くなるか、質問できる。
でも、投句では質問なんて出来ない。選に入っていれば、一応、文法の間違いや言葉の選び方、表現はまあOKということだと思える。
あんな片仮名だらけの句だよ。
俳句として認めてもらえるかどうか、とっても心配だった。
それが先生の特選に入った。
大きなまちがいもなく、俳句として認めてもらえたということだ。
だから、嬉しくてお礼のメールをしたんだ。
でも、先生はわたしが今も丸の数にこだわってる と思ってらっしゃるみたい。
そりゃ、丸は多いに越したことはない。
でもね、何だか、ね。