記念の句

今朝、先日の投句の結果がメールで送られてきた。

本来は句会で、みんなで集まるのだが、この半年ばかり投句になっていた。

先月は久しぶりで集まったが、会場の冷房があまり効かず、多分そのせいで8月はまた投句になったのだろう。

 

で、結果である。

5句出しで、主宰が並選2句、特選1句、下さった。先生は主宰の半分ほどしかお取りにならないが特選1を下さった。

 

1人5句ずつで28人、140句のうち、先生の特選はたった9句。

そのうちの1つをわたしはいただけた。

 

その特選をいただいた句が、例の悩みに悩んで先生に相談した、季節違いの季重なりの句だったのだ。

わたしはその句を教室の句会には出せなかった。でも、先生に季重なりの句なんですけど見て頂けないでしょうかと、恐る恐る差し出した。先生はその句を厳しい眼差しでご覧になった。

そして、わたしを見て「これならいい」とおっしゃった。

添削もなしだった。

よその句会に出してもいいとおっしゃったので、思い切って出したのだ。

 

嬉しかったのは先生が特選を下さったことはもちろんだが、互選、投句した仲間の選、を6つもいただいたことだ。

わたしの句は先生や主宰の選をいただけても、互選が入らない。

先輩方とは傾向の違うへんちょこりんな句が多いからだと分かってはいた。

でも、色々考えて、皆さんの選がいただけなくても自分らしい句を詠もうとした矢先だったのだ。

 

ずいぶん励みになった。

季節の違う句重なりの句でも分って下さる方もいるんだ。

記念すべき1句となった。

 

今まで「ケ セラ セラ」には1度も句を載せたことがない。

しかし、今回の句は、ある意味、ようやく「俳句してます」と言える句となったので、記念に書き残しておこう。

 

天地に蝉の声満つ原爆忌

 

失礼致しました。