神業

昨日は長ーい一日だった。

 

朝から車がないのでバスに乗り病院へ。

相方に付き合ってもらった。わたしが病院にいる間、彼は病院の近くのグラウンドでたまたま知り合いがソフトボールの練習をしているのを見てたらしい。

先生は順調だとおっしゃり、わたしが「アルコールは?」と訊くと「飲んで大丈夫です」って。

ヒャッホー!

 

さて、時間を巻き戻す。

一昨日の12月10日、相方は次の車を探しに1時過ぎに家を出て、4時過ぎに帰って来た。

わたしは自転車で転んでんじゃないかと心配し出してた。

「遅かったね。どうなったの?」

「ちょっと、水一杯飲んでから」

 

彼はガリバーへ行く途中にあったトヨタ系列の中古車屋でアクアを見つけた。相方はプリウスはデザインが嫌いだと言ってたが、アクアは好きみたい。

ガリバーにはアクアの現物はなかったので、パソコンで幾つかアップしたのをプリントアウトしてくれ、それで説明を受けた。「妻と相談してみます」と言って、真っすぐ、来る時に見つけた中古車屋へ行った。そこのアクアはガリバーで説明されたのより、条件がよかった。相方はそれにしようと思い、詰めの話に入ろうとしていた時、携帯が鳴った。

 

トヨタのにいちゃんだった。

彼はメルセちゃんの後処理の件で電話してきたんだ。

相変わらずのタメ口で「今、どこにいてんの?」と言った。

「中古車屋。本来なら君んとこで買わんとあかんねんけど、新車はいらんから」

「うちの系列でも中古車置いてる店があるで。もっといい条件にさせるからうちで買おてえな」

相方とにいちゃんの声はでかくて、お店の人にも聞こえたらしい。

そのお店の人も、これはだめだなと諦めてくれた。

 

それで大急ぎで自転車に乗り、家に帰って来て水を飲んだという訳。 

 

相方が家に帰ってから何度もにいちゃんから連絡が入り、何と、彼が元店長をしていた相方の地元の店に翌日、つまり昨日の11日だよ、の午前中、アクアが入るので、出来るだけ早く行ってほしいとのこと。

 

で、昨日、病院の後、電車を乗り継いで相方の地元のトヨタへ行った。

わたしはその日入ったばかりのアクアを一目見て、相方はきっとこれに決めるだろう と思った。ご縁だもん。

担当者が会議中で、待たされている間も、他の人に何度も見せてもらって質問した。

そして、担当者が出てきてからは、話を詰めて、結局、契約した。

 

帰りに店を開けたばかりの焼き鳥屋でビールで乾杯した。

んー、2ヶ月ぶりのビール。沁みるー。

 

それにしても、にいちゃんの電話のタイミング、神業だ。