相方の機嫌
相方は今日は朝の早よから、リーグの方の試合に出掛けた。
わたしは9時ごろ起きた。
まだ、首筋が少々痛かったが、熱を測るの止めて、朝食を摂って、掃除を始めた。
動いているうちに汗が出て、身体が楽になっていった。
大丈夫そうだ。
元々、そんなに大層な熱ではなかったし、季節の変わり目でもあるし、まあ、普通に暮らしていけば今の気候に馴染んでいくだろう。
わたしの調子が悪いと相方の機嫌が悪くなる。
別にわたしに怒っているわけではないが、普段よりもっと寡黙になり、ものを言う時はちょっと尖った言い方になる。顔が怖い。これはいつも通りか。
何で俺が1人で買い物にいかんとあかんのや。
口には出さないが、顔に出てる。
だから、出来合いのもの、お弁当や冷凍食品を買ってきてもらう。
彼はコックをしていたこともあるので、洋食は完璧に彼の方が上手だ。
わたしが元気な時は、自ら進んで肉を焼きフライをしてくれる。
わたしが下準備をして、横に立って「さーすが!昔取った杵柄」「いい色に仕上がったねえ」「おいしそう。早く食べよ」と合いの手を入れる。
わたしが寝てたのでは料理する気にならないのだ。
今日の試合は早い順番だったらしく、もう、帰って来た。みんなといつものお好み焼き屋さんで打ち上げも済ませて。
シャワーして、寝室へ向かう彼の背に「買い物、付き合っくれる?」と聞くと
「ちょっと寝てからやったらええよ」と機嫌のいい声。
試合は1勝1負だったらしい。まあまあだな。
でも、わたしが普通に戻ってるみたいなので安心したんだろう。
男ってみんな、奥さんの調子が悪いと機嫌悪くなるの?
うちだけ?
p.s. この度はたかが風邪くらいでお騒がせいたしまして、申し訳ございませんでした。
でも、いつもより覗きに来て下さった方の数が多くて、びっくりしました。
みなさん方の友情に心から感謝しております。