マーキング

本日は台風12号が太平洋上でノロノロしているせいか、朝からどんよりした天気。

でも、意外と気分はいい。

 

昨日のうちに、買い出しはしてあるし、座骨神経痛はなりを潜めている。

おまけに昨夜、今度の教室の兼題の「角切」(わたし、分からずにカクギリって角ハイの親戚かなんかかと思った)、奈良の鹿の角を切る行事、つのきり、をネットで調べて、動画も見て、2,3句、詠むことができた。まだまだ、添削はするが、ひとまずホッとした。

 

それから、寝室でテレビ見てる、相方の所へ行き、「ごろにゃーん。ねえ、わたしのこと、好き?」と聞いた。

いつも通り、彼はテレビから目を離さずに「うん、好きや」と言った。

「ホントに?」「うん」

「だって、いつもわたしから聞かなきゃ、好きって言ってくれないじゃん」

「好きや」

目が笑ってた。優しい目だった。

 

時々、こうしてじゃれる。

元々は恋人だったはずなのに、お父さん、お母さんになり、おじいちゃん、おばあちゃんになった。ありがたいことである。

でも、40年経つと、もう恋人ではなくなっちゃった。

人間関係は日々、深まってくるが、同士愛みたいになってる。

男はどうか知らないが、女はロマンチックがなくなると、女性ホルモンが枯渇してしまう。

 

だから、言葉のマーキングをする。

この男はわたしのものだ と。

 

他のだれも欲しがりはしないけど。