俳句の薬

行き詰っている。

俳句が詠めない。

 

ブログは毎日でも書ける。散文は何十文字、何百文字と使うことができるから。

 

俳句はたった17文字に思いを込めなければならない。

世界で1番、短い「詩」だ。

だから1文字も無駄にはできない。

省略できることは省略し、言い換えられることは言い換えて、コンパクトにする。

助詞は難しい。1文字でガラリと変わる。

このように頭をひねって、気を配り、季語を輝かせる。

 

わたしの句は、往々にして説明文ぽかったり、どこかで誰かがすでに詠んでいたり、独りよがりで分かりにくかったり、する。

このごろ、俳句が少し分かってきたが故に書けなくなってるみたい。

数えてみたら、教室や句会や投句などで、ひと月に出句しなければならない数は今のところ31。

1日1句は必要ということ。

毎日、何句も詠んでるよ。でも、詠んだ後からペケ、つけてる。

こんなのは「詩」じゃない。とても人前に出せない。

だから、いざ出句となると尻込みする。でも、数が足りない。それで、目、つむって、えいやっと出すと、やっぱり、ダメだったという経験を重ねてきている。

 

どっかに「俳句の薬」ないかなあ。

飲めばたちどころに俳句がうまくなる。

いいなあ。

 

でも、やっぱり、へたっぴでも自分の句がかわいい。