季語

6月提出分の俳句はもう結果も出た。

いろいろ努力したつもりだったが、大した成績ではなかった。

でも、キャリアの浅さからすれば当然だと考えるようにしている。

・・・んーん。焦っても仕方がないことは分かってはいるが、残された時間を考えるとやはり焦ってしまう。

 

今は7月から再開される句会や教室の兼題をまず考えている。

兼題というのは宿題みたいなもので、普通は季語だ。全部で5句出しのうち2つか3つ、兼題が出される。

6月は「風薫る」とか「玉葱」「蜘蛛」「枇杷」なんかだった。

教室では季語以外の言葉で、それに季語をプラスして詠む兼題もある。

例えば「顔」という兼題だったら「笑顔」「思案顔」に季語を合わせる。そのまま「朝顔」「昼顔」の季語で詠んでもいい。

 

俳句の世界では7月で夏は終わる。8月はじめに立秋があり、その日から秋となる。

 

歳時記の中で、春は新暦の2、3、4月、夏は5、6、7月、秋は8、9、10月、そして冬は11、12、1月で、1月には新年という別の歳時記もある。四季はそれぞれ「立春」「立夏」「立秋」「立冬」が境となる。

新暦にしても、実際の温暖化の世界とはあまりにもかけ離れた設定で、偉い俳人たちも歳時記を何とか現実に即したものにとしようとしているらしい。だって、「夏休み」は夏の季語なんだけど、立秋以降の方が長い。使いづらいよね。8月は歳時記では秋なので、夏真っ盛りなのに暑そうな季語は「残暑」くらいで、あとは涼しそうな季語だらけ。

 

暑がりのわたしは8、9月に秋の句を詠むのに苦労する。実感が伴わないからだ。

今のうちに、夏の季語、一杯使っておこう。

6月にして、気温は30度、冷房入れて麦茶飲んでアイスクリーム食べて、蚊もいれば、朝顔も咲いてる。長ーく続く現実の夏ももう始まってる。

7月の兼題。「鱧」「髪洗ふ」「守宮」「虹」「向日葵」「ビール」

 

やっぱ「ビール」から行こう。