カン
この2、3日、大阪は午後に空が曇り、大粒の雨が降り出し、そのうち雷鳴が轟き、小一時間ほどで、上がるのだが、その後、地表を覆ったアスファルトやビルの鉄筋コンクリートに浸み込んだ水が空中に湿度となって出てくる。
ものすごく蒸し暑い。
これなら降らない方がましだ。
今日も午後から一天にわかに掻き曇り、雷雨となった。
朝から干していた洗濯物が、乾きかけてはいるが完璧ではない状態。
止むを得ず家に取り入れた。
このパソコンのコードは相方が抜いた。雷でショートするかもしれないんだって。
いっつも雷が鳴るとパソコンのコード、抜くんだ。
爆発でもするのかしら。おっそろし!
あれ?テレビは大丈夫なの?
テレビには充電器、付いてないからね。
大事なトルコの大奥、最終回なんだから、絶対、録画しないといけないんだ。
コード抜くわけにいかないね。
大雨に雷。
別に何か不都合が起こったわけではないのに、何だか不安な感じがするのは、人間が長い間、畏怖の念をもってきた大自然へのナチュラルな反応なんだろう。
今、雨は上がり、金剛山の上にチラと青空が見える。
まで書いた途端、画面が真っ暗になった。
慌ててコンセントにプラグ、突っ込んで、待ってたら、電源スイッチが消えた。
で、スイッチをオンにして、ようやくここへ戻れた。
自然も人工も、わたしにはちんぷんかんぷんだ。
カンに頼って何とか生きてきたが、そのうちわたしの頭の方がアウトになって、カンもへちゃらもなくなるんだろう。
それまでは少々の知識とカンに頼るしかない。
あれ、まだ雲が多いな。洗濯竿に雫がいっぱい。
干し直すのはもうちょっと後にしよう。