2つの投句会が続き、出せる句を出し切ってしまったので、3月初めに出すべき18句ほどをまた、捻り出さなければならない。
今回の2投句会への10句だって、何十も書いた俳句もどきの中から何とか形になりそうなものを選び、何回も推敲を重ねて、恐る恐る出した。
先の投句会は主宰が5句すべてに並選を下さったが、わたしの先生の選には漏れた。
もう片方の投句会は、主宰は5句中3句並選を下さり、先生も主宰の選ばれた句のうちの1句に特選を下さった。
それがこの句。
ミルフィーユの雲を残して春時雨
春の時雨(しぐれ)は冬の時雨より明るさや華やぎが感じられる季語だ。
相方と買い出しの帰り、信号待ちをしている間に雨が上がった。
空にはミルフィーユみたいに雲が横向けに層をなしてた。
ミルフィーユ、分かってもらえてうれしかった。
先の投句会に出して、主宰の並選を頂いた句のうちの1句に関して。
「魚氷に上る(うをひにのぼる)」と言う春の季語がある。
1年の季節を72に分けた「七十二候」の1つで、二十四節季を三分したもの。二十四節季「立春」の第三候で、春になると魚が氷の上に躍り出ると言う。もしくは魚が氷に沿って川を遡ると言う意味だとも。
面白ーいと思った。
でも、難しい。
でも、使ってみたい。
で、ない頭を捻って、搾り出した。
魚氷に上り人百歳を優に生き
うおひにのぼり ひとももとせを いうにいき
主宰に並選いただけただけでも上等。
七十二候は中国の歳時暦で、ほぼ五日に一候ずつ、季節が変化していくことを表してるんだって。
おしゃべりはこの辺にして、次の俳句を考えなきゃ。