仲良し
今週のお題「2020年上半期」
だいたい、歳が上がると、1日、ひと月、1年が短くなる。
なのに、今年の1月から6月末までの長かったこと。
1月には吟行もあり、宵々宮の日だったけど十日戎の句を詠み、その後、数人で新年会兼ねて居酒屋で楽しく飲んだ。教室も句会も普通にあった。
2月は吟行は中止となったが、他の教室や句会はあった。
3月からだ。すべての俳句関係のお出かけがなくなったのは。
俳句の季節は2月から4月まで「春」、5月から7月までが「夏」である。
だから、今年の春と夏は、現場へ行かずに、現物を見ないまま詠んだ句がほとんどだ。
それでなくても、頭でっかちで、想像して詠むことが多かったのに、ますますリアリティーに欠ける観念的な句が増えた。
俳句は何はなくとも、まず「写生」である。
目の前にある事物を詠むのだ。
想像ではなく、写生すること。
自粛してては難しいでしょ。
悶々とした日々が、延々と続いた。
しかし、6月から教室が1つ開き、7月にはもう1つの教室も開いた。
来週も久しぶりの句会が1つ、開かれることになっている。
しかし、この2日ほど、大阪では新規感染者の数が60人を超えてる。
また、自粛して家におこもりする日々になるんじゃないか。
上半期だけではなく下半期も自粛したら、経済はどうなるんだろう。
俳句どころの話ではない。日本沈没だよ。
医師も研究者も寝る暇を惜しんで、目に見えない敵を倒す方法を探して下さってる。
彼らには上半期も下半期もないだろう。
こんなふうに吞気にブログなんて書いてられるだけ、わたしは幸せだ。
もうリタイアしたわたしたちにできることは、外出はできるだけ控え、衛生面に気をつけ、栄養バランスをよくすることくらい。
それと相方との人間関係を良好にし、精神的にも健康を保つこと。
うん、これは今んとこ、大丈夫。
うちは仲良しだと思うから。ふふふ。