俳句の先生

昨日は今年初めての吟行だった。

朝7時ごろは大阪に大雨警報が出て、窓の外の街は真っ白になっていた。でも、朝食の支度をしてる間に雨は上がり、日が差してきた。

で、るんるんと地下鉄へ。吟行先に着いた時は皆さん、ほとんどいらしていた。

今回の吟行地はわたしの実家の近くで、よく知っているつもりだったのが、すっかりと言っては言い過ぎだが、様変わりしていた。

で、用意していった句が役に立たず、もう一度、違う角度から見直してみた。

百戦錬磨の先輩方と同じものを同じように詠んでも勝ち目はない。

と言うより、へそ曲がりなのでけったいなことに興味がある。

それでも、かなりおとなしく詠んだつもりだったのに、互選では1人の方が選んで下さっただけだった。よくあることだが、新年早々からまたか と覚悟を決めて、先生の選の発表を聞いた。

結果、5句投句して1句並選、2句特選だった。

周りも驚かれただろうが、わたしが一番驚いた。

先生はうちの結社の副主宰なんだけど、昔風の花鳥諷詠のみにこだわらず、人事句も構いませんとおっしゃる、懐の深い方だ。

近ごろ特に「花鳥諷詠もよいが、新しい俳句にも恐れず挑戦してほしい」とおっしゃる。

今回の特選を頂いた句は、わたしにしてはかなりおとなしめだった。

クリスマスの句のほうがちょっと跳んでたかも。

いずれにしても、先生はよいと思われたら躊躇せず採って下さる。

 

あんないい先生と巡り合えて、つくづくわたしは幸せもんだ。