「マスクあ」
相方がピカピカにしてくれた次女のフルートや化粧品などを午前中に宅配便で出した。
午後、バッテリーが上がってはいけないので、久しぶりのドライブに行った。
15分ばかり行った知らない町で、運転していた相方が「あ、マスク」と言った。
わたしは慌てて振り向いたが、大きな倉庫のような建物がカーブの向こうに消えた。
「マスクありますって書いてあった」と言うので、先の信号を右折して進み、コンビニの敷地でUターンして、反対車線へ四苦八苦して入り、旗がたくさん立ってたらしいので、旗の所を通り過ぎ、また四苦八苦して元の車線に戻ってやっと旗の所にたどり着いた。
そこは大きな酒屋さんで、日用品や食料品も置いていた。
で、道路に面した入り口に白い紙に赤い字が見えた。「マスクあ」までしか見えない。
マスクを探していた訳ではないのに、マスクが手に入った。1袋5枚入り、お1人様2袋。おまけに洗濯できるとある。すごいラッキーだ。ただし、黒色で中国製。
近所のスーパーから、大きな薬局から、もちろんコンビニからも、マスクが消えて久しい。
持っている白いポリのマスク数枚を熱湯消毒して何度も使ってきた。
そこへ「マスクあ」だ。
何という幸運。
この新しいマスクがダメになる前に新型コロナ肺炎のお薬が出来ますように。