普通の日々

今月も教室はお休み、吟行、句会などは投句となった。

時は春。春の季語はみな明るく美しく希望にあふれたものが多い。

4月は晩春で、5月6日ごろの立夏から俳句の世界ではもう夏だ。

今年は桜を見ても空を見てもコロナの影がつきまとい、晴れやかな春の句が浮かばない。

4年目に入ったばかりのわたしには俳句の種の引き出しが少ない。

今まで吟行で行った所を思い出して句をひねり出すしかない。

でも、これまた記憶力の悪いわたしには難題である。

で、今日こそ相方に付き合ってもらって、自転車で神社の桜を見に行くことにした。

多分、もう散り始めているだろうけれど、本物の桜や神社を見れば何かインスピレーションを得ることができるだろう。

帰りにお気に入りのパン屋さんだけ寄って と思うのだけど、開いてるかしら?

今日もスーパーには行かない。あるもので何とかする。

 

新型コロナウイルスで1つだけいいことがある。

毎日の平平凡凡な生活がどれだけ素晴らしいか、気付かされたことだ。

特別なことなど何もなくてよい。普通の日々がいつか、きっと戻ってくる。

それまで、みんなでこつこつと生きていこう。