スターウォーズ

昨日の朝、相方がいつもの整骨院から帰って来た時、調子良さそうに見えた。

で、「今日、なんか予定ある?」と聞いた。「別に」「なら、映画、付き合ってよ」

去年から「スターウォーズ」がシリーズ、最後になるのでどうしても見たい、1人で行くのは嫌だから付き合ってほしい と言ってた。彼は忘年会も新年会もいっぱい行ったんだから、いっぱいお留守番してたわたしの望みは叶えるべきだと訴え続けてきた。

だから「うん、いいよ」

 

ところが、いつもの映画館の「スターウォーズ」の字幕版の上映開始時間が朝8時50分か夜8時しかなかった。しかたないので8時から10時半までの分に予約を入れ、夕方、家を出て食事を兼ねて一杯やってから、映画館へ行った。相方には寝ててくれていいけど、鼾かいたらつつくよ と言っておいた。

 

開演10分後、彼はごうと鼾をかいた。映画館は大音声の最中だったので、わたし以外の人には聞こえなかったと思う。でも、わたしは約束通り、彼をつついた。彼はハッとして、それからは寝はしても鼾はかかなくなった。

 

わたしは今までに「スターウォーズ」シリーズ、8作は全て見ていた。以前にも書いたが「フォース」というものの考え方がわたしの感覚にぴったり合ったのだ。ある意味、最初に作られたエピソード4から6でわたしの中では完結してしまってる。映画製作の技術はもちろん後の作品群にはかなわないが、あの3作品には「フォース」がぎっしり、つまっていた。

 

昨日見た新作で9作目、シリーズの最後となる「スカイウォーカーの夜明け」も他の5作品も、あの最初の3作品にゴージャスなラッピングをして美しいリボンを掛けたに過ぎない。

 

しかし、最後のシーンがエピソード4の始まりの地であるタトゥイーンであったのに気付いた途端、不覚にも涙が出た。

 

さよなら。スターウォーズ