24HOURS

今朝7時、ベッドからパジャマのまま、朝食の用意をしている相方の所へ行った。

「わたしに病気のこと、隠してない?」

「何のことや」

「ホントは怖い病気に罹ってるんじゃない?」

「はあ?」

「ホントのこと言って」

って、ついに泣いちゃった。

怖い夢だったんだ。あまりにリアルで。病気のことをわたしに言わないよう、彼がお医者様に口止めしているシーンで目が覚めたのだ。

「夢見たんやろ」

「うん、でもほんとにわたしに隠し事してない?」

「しつこいなあ。してないって」

と言って、トースターにパンを入れた。

 

「寝が足りない。寝てくる」と寝室へ戻り、10時まで寝た。

 

 

昨日、わたし、大掃除したんだよー。

換気扇やフィルター外してマジックリンを付けてしばらく置いて、古い歯ブラシですき間をこすってたら、相方が来て手伝うと言うので、彼のお気に入りのジョンソンのスクラビングバブルのガラスクリーナー(彼はいつもこれを使うんだ。ガラス以外もきれいになるんだって)でキッチンの上の棚の黒い扉の表面を拭いてもらった。例によって力はあるから汚れは取れるんだけど、表面に拭いた跡が縦横斜めに見えた。「ねえ、縦に真っすぐに拭いてみて」と言うと跡が見えなくなった。「すごーい。じょーず。きれいだよ」と言うと今度は乾いたきれいなタオルで拭き上げてくれた。「見て、見て。電器や壁が映ってるよ。鏡みたい。ピッカピカ」

その勢いで彼はキッチンの壁や扉をすべてピカピカにしてくれた。

助かった。もう、これでいいや。大掃除、終了。

 

で、後は普段通り、夕食して、テレビ見て、お風呂あがって寝る用意してたら、彼が現れて「一杯、やろうか」と言った。もう12時だった。

「わたし、今日の分、350mlのビールとハイボール2杯、飲んじゃったよ」

「いいやろ。たまには付き合ってくれよ」

そこから2時半まで、ソフトボールの人間関係の話聞かされて、結局、何杯飲んだんだろう。

 

彼はいつもわたしより友達を優先するってわたしはぶーぶー言ってるけど、彼は友達をほんとに大事にしてきた。だから、周りの男たちも彼を信頼してくれてる ってのが、彼の話を聞いててよーく分かったよ。彼が監督をしているチームのメンバーもほとんど彼より年上、つまり70代半ば以上のおじさんたちだ。みんなくせも強いし、頑固だ。それをまとめてる相方はある意味、すごい奴なのかもって初めて思った。

普段は自分から話をしない人だから、知ってるようで知らないこと、多い。

 

で、彼はすぐ、寝たけど、わたしはそれから歯磨きして、夜の顔のお手入れして、結局は3時だよ、寝たの。

 

4時間後、悪夢で目をさましたって訳。

 

そう言や、昨日の今ごろ、掃除してたんだ。

 

なんてへんてこりんな24時間だったんだろう。