「静」と「動」
昨夜、Hさんに電話俳句教室をしてもらった。
今年は初めてで、お互い年賀状は出したけど、声を聞いたのは久しぶりだった。
以前、彼女のことは書いたことがある。わたしのホームグラウンドの教室の先輩で、美人で賢い。なのに偉そぶったところが全然なくて、俳句にも、和歌にも精通している。クラスの後、一緒に百貨店で晩ご飯買って帰るので、その時にその日のわたしの俳句のよかったところ(ほとんどないけど)や悪かったところを訊いたり、よその句会用の句の相談をしたりする。
教室以外の時も困った時は彼女に電話する。但し、ホーム用の句に関しては、さすがに訊けないけど。
わたしが携帯で電話すると、彼女は「かけ放題だから、こっちから電話する」と掛け直して下さる。いっつも長電話になるのに、甘えっぱなし。
昨夜も掛け直してくださって1時間以上喋った。何という臆面のなさよ。
おまけに一昨日の先生に特選いただいた句を鼻高々と読みあげた。
すると彼女は「白と緋の句、私、好きよ。いい句だわ」と誉めて下さった。
わたしはおべっかは使わないが、できるだけ誰とでも仲良くしたいと思っている。
だからクラスの先輩方や少ないけど後輩とも楽しくお話しているが、Hさんは特別だ。
わたしは薄っぺらい「動」で、彼女は奥行きのある「静」だ。
彼女から学ぶべきものが、たくさんある。
Hさん、これからもどうぞよろしく!!