ゆうじろう

25日はクリスマスだが、長女の下の息子のゆうじろうの誕生日でもある。

この孫は神の子とは似ても似つかぬごんたくれで、保育所のころからよその子を殴って、娘はしょっちゅう相手の家に頭を下げに行っていた。

ゆうじろうは毎年、12月25日に誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントを一緒にもらう。今年は何と、コーンスネークという蛇と、それのための摂氏30度に設定できる飼育箱やえさなどだった。

 

彼は小さい時から生き物が好きで、初めは蝶やバッタを捕まえる程度だった。しかし、そのうちにいろいろな卵を持ち帰り育てるようになった。

ある年、千葉の彼らの家を訪ねると彼は黒土の中から白い大きなカブトムシの幼虫をつかみ出した。長女は虫嫌いだったのが、さすがに男の子の母親である。彼女も平気で触れるようになっていた。女の子しか育てたことがないわたしには、ただただ驚愕であった。

彼女は息子のために猫を飼った。その猫が1人(1匹?)でいられるのが2日だけなので、関西へ帰って来る時も、4人家族の誰かが、だいたい、いや、いつも、彼女の夫で孫たちの父親が先に1人で帰る。

 

ゆうじろうは大きくなったら動物博士になるらしい。

だったら、算数も国語も勉強しないとね。

がんばれ、ゆうじろう!