家事見習い

正式名称は家事見習いなのか家事手伝いなのか知らないが、わたしの母は洋裁学校を卒業後、実家で家事見習いをしていた。22才で父と見合い結婚をした。

母は娘のわたしも大学を卒業したら、当然、家事見習いをするものだと考えていた。わたしは大学のころから女性の自立やウーマンリブに興味を持ち、影響を受けていたので、卒業後は働いて当たり前だと考えていた。

結婚も見合い結婚なんてする気はなかった。しかし、母のお知り合いの方からお話があって、母に言わせると、その方の「顔を立てる」ために、一度、男の人に会ったことがある。可もなく不可もない、ごく普通の男性だった。こちらには結婚する意志がないのにお見合いするなんて、失礼な話である。で、丁重にお断りした。

 

昨日の同窓会のメンバーはほとんどがお見合い結婚だった。なんだか意外だった。あの時代の若い女性はみんな当時の新しい女性の生き方に賛同しているものだと思っていたのに、わたしは少数派だった。

うちの娘たちは2人とも恋愛結婚で、彼女たちの友達もそうみたい。

 

まぁ、キャリアウーマンでも家事見習いでも、本人が納得して生きてればどっちでもいいや。