断面 2

昨日、仲田君の美容室の日だった。

彼は着る物のセンスがよいだけではなく、トレーニングや断食で自分の身体をカッコいい状態に保つのにも余念がない。

彼に断面の話をした。

「違ってるかもしれませんが、横向きの自分を見ようと思ったら、首だけ鏡の方、向きますよね。微妙にだけど上体をひねってるわけです。すると普段、使っている筋肉や内臓の向きや大きさで、映っているシルエットは左右で変わる様に思えるんですけど」って言った。

うーーむ。あり得る。

 

彼の事は23才くらいから知ってるし、わたしからすればまだ、たかが40半ばの若造だけど、彼の言う事にはいつもなるほどねー と感心することが多い。

前に勤めていた美容室で学んだことを基に昨年から自分の店を開いた。

学んだことは美容師としての技術だけではない。経営の仕方もだ。

男性の美容師は女性客から「おっさん」くさいと思われ出したら辞めるらしい。ただし、年いってても「ダンディー」ならOK、なんだそうだ。

わたしも長生きして「ダンディー」な彼に髪をしてもらいたい。

 

そのためにも、断面がこれ以上広くならないよう、健康に注意しなくちゃ、ね。