小春日和

今、わたしの頭ん中は「小春」で一杯。

ある句会の11月の兼題なのだ。

「小春」は初冬の季語で陰暦10月の異称。傍題は小六月、小春日、小春日和、小春空、小春風、小春凪。

立冬(今年は11月8日)を過ぎてからの穏やかな日和のことなので、今日のような穏やかで暖かい日でもまだ立冬に至らない、つまり秋の終わりとは微妙に違う。

例句を読んでみたが、やはり暖かくて自然や生活に根ざした句が並んでいた。

 

もう一つの兼題は「蓮根(はすね)掘る」。こちらは人が働く様子なので、とても具体的だ。だから、例句にも人の姿が見えるものが多い。

 

何が言いたいのかと言うと、人事句が好きなわたしなので、蓮根の方が詠みやすく、小春に行き詰ってる んじゃないんだ。

小春日和は今までの人生で何度も経験している。でも、蓮根掘りは実際に見たり掘ったりしたことがない。

結局、2つの兼題はともに現時点では想像して詠むことになる。

小春は、冬至が過ぎてから句会まで10日ほどあるので、実感で詠むことができる だろう。

蓮根掘りはネットでしっかり調べて詠むしかないなぁ。

 

それにしても、今日は小春日和もどきのよい日だ。