イツァーク パールマン

パールマンをご存知だろうか。現代の最も素晴らしいバイオリニストの1人である。

わたしの母が大ファンだったので、何度かコンサートに行ったことがある。

 

1945年 テルアビブ生まれ。貧しい家に生まれたが、バイオリンの才能に両親が気付き、13歳の時、母と2人でアメリカへ。エド サリバン ショーに登場したが、英語も話せず小児麻痺で杖をつかなければならない少年は演奏者としてふさわしくないといわれる時代だった。その後、よい指導者に巡り合い、彼の才能は花開いた。

 

昨日、録画していた彼の番組を見たのだ。もう、杖では間に合わないくらい麻痺が進んでいるが、電動車いすで普通に生活している。近頃、新しいCDを見かけないので心配していたのだが、演奏活動より若い演奏者を育てることに力を注いでいるようだ。

彼のバイオリンの音は滑らかでとろけるキャラメルソースのようだ。彼の表情に似ている。若いころよりいい男になった。見た目だけじゃなく中身もだろう。

惚れなおしてしまった。