血縁

昨日、下の娘が彼女のお義母さんの三回忌の帰りにうちに寄ってくれた。広島から家族4人で大阪に来ていたのだ。孫2人は男の子で、年長さんと1才半。昨年、広島へ出産の手伝いをしに行って以来だから1年半ぶりだ。携帯やSkypeじゃない生はいいなぁ。目の前にいてさわれる。お兄ちゃんは大きくなって上の門歯が二本抜けちゃってた。もう、永久歯がチラッと見えてる。下のはまだ喃語しか話せないが、よく動き笑う。

千葉に住む上の娘の方の孫も男の子で、中2と小4。春休みに遊びに来てくれた。お兄ちゃんはハンサムボーイで勉強も出来、陸上部の期待の星らしい。弟は虫が大好きで、最近は生き物全般に興味がある。

上の娘とは血のつながりがないので、孫たちが生まれてから、相方や相方の両親とくらべて、目が似てるとか、舌の先をくるっと丸く出来るのは遺伝だとか言って楽しんだ。

下の娘の方の孫にはわたしの血も流れていることはもちろん、分かっている。でも、今までの習慣で、つい相方と似ているところを探してしまう。

だが、昨日初めて、お兄ちゃんの顔がわたしの小学校に入学した日に撮ってもらった写真の顔に似ているのに気付いた。子供の顔は日々、変わってゆく。しかし、昨日の彼の顔はわたしに血縁というものを感じさせた。

わたしは子供好きではない。でも長女に初めて男の子が生まれてから、よそんちの子も気になるようになった。幼かった彼が少年らしくなり、今やわたしの背を越し青年へと成長しつつあるのを見てきた。どの孫も、みな、かわいい。

血縁より相性と年月なのかもしれない。